月組「夢現無双」 美弥るりかさんの集大成😭 美園さくらちゃんお披露目💖
こんばんは、あさがおです。
先日、月組の「夢現無双」観てきました。
私、昔、この舞台の原作である吉川英治さんの「宮本武蔵」を少し読んだことがありました。
また、大河ドラマも少し観たことがありました。
どちらも「少し」というのは・・・面白くなくて挫折したのでした😅
小説の方は、話が面白くないというより、戦って勝っては次の相手・・・とちょっとワンパターンというか、
いや、好きな人にとったら、一つ一つの戦いで武蔵が成長していく過程を楽しめるのかもしれないのですが、当時の私にはそこまで読み取れず・・・。
大河ドラマの方は、主演の俳優さんのしかめっ面を見続けるのがしんどくて・・・。
なので「夢現無双」も、正直、ストーリーには全く期待していませんでした。
もしかしたら、宝塚だから、劇的に感動的な脚本になっているかも・・・と淡〜い期待はなきにしもあらずでしたが。
でも、予想通りって感じでした。
オープニングはかっこよかったんですよ✨
曲もかっこいいし、照明もちょっと変わっててワクワクしました。
それに、私、開演アナウンスが途中で入るの、好きなんです😚
わ〜、素敵だなぁ💖
って思いました。
お話も、途中までは引き込まれて、集中して見てました。
でも、なんか途中でハッと
あ、なんか(さっきから)つまんない
って気付いてしまう感じでした。
そこからはお尻の痛みに気が行ってしまい(普段は舞台に気持ちが行ってるからあまり気にならないのだと思う。)、辛い時間でした。
最後の方はまた集中して見られたんですけど。
面白い場面はちょいちょい挟まれていたんですよ。
れいこさん(月城かなと)の場面とかコミカルだったし、美弥ちゃんが出てくるとなんかしんみりしちゃうし。
何より、さくらちゃんがボロボロ泣いてて、とっても可愛かった💖
でも、それ以外の場面の印象の方が強いのか、結構つまんなかったなという感想になってしまいました。
多分、何回も観たら、それぞれの戦いの場面を区別して観られるのかもしれませんが、1回しか観ない身としては、
戦う→「まだまだだ!」→「おつうとは一緒になれない!」→手紙渡して旅に出る
をぐるぐる繰り返しているだけに見えて、最後は
え〜〜〜!またぁぁ?!
ってのけぞってしまいました。
ありちゃん(暁千星)は、可愛い系の役が多いから、ああいうお役をするのも良いのかもしれないけれど、月組は毎公演1回行くくらいの私にとっては、分かりやすく似合う役の方が、「ありちゃん🧡」と楽しめるなと思いました。彼女の芝居が良くないとかそういうのではなくて、少しでも楽しめるポイントが欲しい作品だったので。
でも、スラッッとしててカッコ良かったです。
れいこさんは、毎回思いますけど、あんなに美人なのに自分の容姿にこだわりがないというか、面白い役、間抜けな役もこなしますね〜。
しかも安心して見られるの✨
笑えるかな、笑えるかなってハラハラしながら見ないといけない人いますけど、れいこさんは全然大丈夫👍
貴重な人材ですね。
美弥ちゃんはもう、美しいですね、本当に。
卒業されるのが本当に惜しいです。
もっともっと美弥ちゃんが輝ける作品にできなかったのかな・・・All for one のアラミスみたいな、キラッキラ✨もうあからさまに輝いてます!!みたいなのが良かったなぁなんて思わなくもないです。
ただ、派手な役じゃなくても良い、と言うことなんですかね。
美弥ちゃんの中からの輝きを堪能するためには、役の光は邪魔なのかも。
←佐々木小次郎に失礼
確かに、余計なものは何もない、「佐々木小次郎の薄〜い膜をかぶった美弥るりか」といった感じでした。
ああ、これが「集大成」ってことかなぁ、としみじみしてしまいました。
たまきち(珠城りょう)は、私、嫌いでもないし何もネガティブなイメージないので、貶めたい訳ではなく本当に純粋に思ったことなんですが(前置き長い)
棒読みだった・・・?
いつもあんな感じのセリフの言い方ではあるし、それが良い時もあるけど、今回は気になった。
みんなから「殺気立ちすぎ」と言われてたけど、全然殺気を感じない〜😅
でも、仕方ないです。
世界の夫ですからね。
あの優しいたま様に、なぜあの役を?
それにしても、たまさくのお披露目にしても、美弥ちゃんの卒業にしても、ピッタリとは言いにくい作品かなと思いましたけど、なんでこのタイミングでこの作品にしたんでしょうね。
まあでも、宝塚のファンの方って結構厳しいのか、ちょっと単調な作品とか分かりにくい作品だと駄作扱いしますね。
でも、舞台って、大衆的で娯楽性高いものばかりじゃないですからね。
つまんないな〜ってものもありますし、ストーリーないけど雰囲気がとても素敵!ってのもありますし、なんかよくわかんないけどすごくエネルギー感じた!!ってのもありますし・・・。
観客が、エリザベートやファントムやロミジュリみたいな、誰がどこから観ても面白い作品じゃないとダメ(とまで思っている人ばかりじゃないでしょうけれど)なんて許容範囲狭いこと言ってると、なんと言うか、かえって小さくまとまってつまんなくなりそう。
と言いつつ、私もただつまんないだけの舞台を見てしまったときは、ハズレだったなと思うんですけど😅
でもそれはそれで、自分の中に蓄積されて、舞台を見る目を養ったり、感性を磨いたりできる経験になってるかなと思います(何を目指しているのかと言う感じですが)。
要するに、観劇が大好きと言うことです✨
「夢現無双」は、分かりやすく面白い話ではなかったけれど、役者のお芝居をちゃんと見られる作品という意味で、面白かったです。
役者にとっては勉強になる作品だったかもしれないな、とも思います。
いやほんと、誰目線なのかって感じですが・・・。
なんにせよ、美弥ちゃん、卒業おめでとうございます✨
さくらちゃんは、トップ娘役就任おめでとうございます🌸
お2人のこれからの舞台人生が、幸多いものでありますよう・・・。
ではでは、今日はこの辺で🍀