珠城りょう、退団発表。

こんばんは、あさがおです。

 

月組トップスターの珠城りょうさんが、退団を発表されました。

驚きました。

全然予想だにしていなかったので。

 

たまきち。

彼女に対して特別思い入れがあるわけではないけど、彼女がトップスターになってからの演目は、結構好きでした。

どのスターが好きだから観たい!というのではなく、ミュージカルファンとして楽しめる演目が多かったし、組として安定したレベルを保っていた気がします。

 

これまで、「たまきち、棒読みじゃない?」とか「高音が出切ってないよ」とか言ってきましたが、それでもたまきちは好きだったんですよね、私。

他の方なら「それは芝居心あるって言わないよ」とか「いや、ちょっと歌練習してちょうだいよ」とかもっと心から突っ込んでたのですが、たまきちは「そうは言っても大体何でもできてるよね」と思っていたから、「ちょっとここは気になるよ」という程度だったというか。

いや、もう単純に、「感じが良い」から好きだったんでしょうね笑。

 

そう、彼女は感じが良いんですよ。

普段のトークを見ていても、相手への配慮や思いやりを感じたし、精神的に非常に安定した大人という雰囲気でした。

研究科9年という若くしてトップスターになったから、色々苦労もあっただろうけど、成熟していたのかもしれません。

 

トップスターとしては4年以上務めることになるのかな。

最近のトップスターの中では長めの任期ですが、まだまだこれから男役として変化してくるかなぁと思っていたので残念です。

美園さくらちゃんとも似合っていて、もっと色々見たかったなぁ。

うーん。

贔屓ではないけど、結構寂しいな。

たまきちはいてくれるだけで安心感を与えるタイプなので、いなくなると思うと不安だ。

 

 

記者会見で本人も泣いてしまったみたいですね。

重荷を背負っていたんだろうな。

 

退団会見を見ると、あ、彼女たちもまだ若い女性だったんだってハッとします。

私を含めてファンは普段、やれ歌が〜、ダンスが〜、芝居が〜と偉そうに批評してるけど(そしてそれはプロなら受けて当然なんだけど)、それを向けられていた彼女たちは、まだまだ若い女性で、決して強いわけでもなく、必死で自分と戦いながら舞台を務めてくれていたんだなぁと、改めて思ったりするのです。

ごめんね、とは思わないけど(それも失礼だから)、本当にありがとう、という気持ちになります。

 

特に、たまきちみたいな若くして抜擢されたスターに対しては、ファンの方々も、「劇団に大事にされているし若いから辞めないだろう」とタカを括って(?)気軽に批判しがちなので、退団を発表されると「えっもう辞めちゃうの?」と決まり悪く思う方もいるのでは。

技術的なことへの意見ならまだしも、意地悪な気持ちで批判するのは謹んだほうがいいですよね。

 

 

 

あ〜、たまきち辞めちゃうのか〜。

さみし〜。

長いな〜と思う時もあったけど、やっぱりいなくなるのは寂しいな〜。

でも、こうやって一時代築いたスターが惜しまれながら辞めていって、残った人たちで新しい舞台を作って行くのが宝塚。

これまでも、これからもそうして繋がって行くんですよね。

 

 

たまきちの最後の日まで、応援しましょう。

 

ではでは🍀