ナイツテイル2018 思い出し感想
こんばんは。
あさがおです。
けっこう前のことになってしまいましたが、11月3日のSONGSで、ナイツテイル、紹介されてましたね。
お稽古場の映像なども流れて、「こんなんだったんだ〜」なんて嬉しく思いました。
8月、9月はナイツテイル月間だったなあ・・・。
ナイツテイルの感想は、書こうかどうしようか迷ってたんです。
なぜって、いつものことですが辛口になっちゃうから😅
まあ、ブログに書く気が起こるのは、「めちゃくちゃ良かった〜💕」って場合か、「一言物申したい⚔」場合のどちらかなのです。
これまでも割と自由に辛口なことも書いてきましたけど、最近は、読んでくださる方もちょっとずつ増えてきたので、ちょっと気を遣っちゃいます。
色んな方のファンがいらっしゃるだろうし・・・と。
まあでも、やっぱ書いときたいな〜と思ったので、今日も自由に書いちゃいましょう😀
と脅すような?始まり方でしたが、作品は良かったと思ってます。
キャスティングが良ければ、めちゃくちゃ良かったのになと思います。
(始まりますよ〜)
まず堂本光一さん。
彼はもう、こういうミュージカル俳優が出演するような本格的なミュージカルは出ない方がいいんじゃないかなあと言うのが、正直な感想です。
たしかに、頑張ってました。
歌も、別に音痴なわけでもないし、ダンスもそこそこ踊れていたのかもしれない。
でも、プロですから。その程度ではダメですよね。
それに、やはり、パートナーがあの井上芳雄さんでしたから。
歌唱力の差が歴然としていて、堂本さんの声が苦しそうで。
堂本さんの歌が邪魔して、芳雄さんの伸びやかな歌声を堪能しきれなかった部分もありました。残念でした。
彼が歌い出すと、必ず他の俳優が一緒に歌い出すので、ソロでしっかり歌う場面はそもそもありませんでしたが(主演なのに)。
あ〜、苦しそうだなあ
と俳優を気の毒に思いながら聴きたくないんですよね。
なんの心配もさせずに聴かせてほしい。
あと、劇中ではアーサイトはダンスの名手のような設定でしたが、周囲のダンサーがうますぎて、アーサイトのどこが上手いのか、サッパリ説得力がなかった。
ここも
う〜ん。なんか、あんまり上手くないのにドヤ顔で踊っててイタイな・・・。
と、観ながら同情してしまいました。
まあそういう設定ですから。堂本さんとしては得意げに踊らなければならないでしょうし。歌も、与えられた歌は歌わないといけないですよね。
だから、なんか可哀想だな・・・と思っちゃった。
観ながら、気を遣うなあと感じました。
人気のあるアイドルですから、私も(昔好きだったし)、なんか、良くない面は見て見ぬ振りをしようとしてしまうというか、褒めてあげたいと思いながら観てしまうというか。
正直な気持ちに蓋をしながら観てしまいそうになりました。
でも、
あー。アーサイト役がちゃんとしたミュージカル俳優だったら、もっと良かっただろうに・・・
と思わずにいられませんでした。
堂本さんは、そんな風に思われる必要なんかないんですよね。
ちゃんとアイドルとしての地位を確立しているんだから、わざわざこんな本格的なミュージカルに出て、素人の客にそんな風に思われるのは気の毒だなとも思います。
でも、そこまで同情されちゃうのもどうかな😅
せめて、普通に実力を批判される方がマシかしら。
芳雄さんとの体格の良さの違いもね。なんだかなと思いました。
劇中でも芳雄さんの方が背が高いというセリフや歌があったので、体格差は前提の作品だったのかもしれませんが・・・。
現実のお二人、仲良いみたいですし、カンパニーとして良い雰囲気で作品を作れたならとても良いことかもしれませんが、それとこれとは別。
とにかく、アーサイト、ミスキャストだったのでは、と思います。
あと、牢番の娘の上白石萌音ちゃんも、ちょっと・・・いやかなり、子供すぎたなと思います。
うん。他の主要キャストと歳が離れすぎている。彼女の相手役がロリコン趣味に見えました。
体型も子供っぽいというか・・・。あの衣装でより強調されていたような。
エミーリアが類稀なる美貌という設定なので、対比としては功を奏していた(か、元々そういう狙いのキャスティングだったのか)とは思いますが、うーん。
舞台映えって大事じゃないかなあ。
それが全てではないけど、今回の場合、なんだかアンバランスで、それが気になってお芝居の世界に浸りきれなかった面も。
私が狭量で、口うるさいというのは自覚してますが・・・。
萌音ちゃんに、特に思い入れがないからかもしれませんけれど。
昆夏美ちゃんだったらどうかな(同じく体が小さくて幼く見える女優として)と思ったけど、やっぱりロリコン趣味に見える点は変わらないんだよな。
それとも、原作がそういう設定なのかな?
無知なので、もしかしたらとても見当違いな批判をしているのかもしれません。
エミーリアの音月桂さん。
私、音月さんはね、大好きです。ヅカファンなので。
退団されてから、宝塚の後ろ盾なさそうな良い作品に出演されてて、すごいな〜と思うし、だんだん女性の声で歌うのも上手くなっていると思う。
音月さんは、ひいき目が邪魔してしまうんですが、やっぱり!
まだまだ上手くなれるはずだぞ!!!
と思いました。
十分うまかったやんとは思うのですが、これは私の期待値が大きすぎるというか、希望が大きすぎるというか。
もっとすごくなれる!なってほしい!という願望なんです!
正直、テレビドラマで死体役とかしてる時間があるなら、歌のお稽古をして物凄い歌い手になってほしいのです!!!
ダンスは久々に見ましたが、長い手足をヒラヒラさせて、とても綺麗でした。
音月さんのダンス、好きなんですよね。
もっと踊ってほしいなあ。
井上芳雄さんは、文句なしでしたね。
芳雄さんの凄さを見せつけた公演だったかなと思います。
堂本さんを引っ張りながら、でもバランスも取りながら。
芳雄さんが目一杯の声量で歌ったら、堂本さんとのハーモニーを楽しめなくなったでしょうから、抑えていたのかなと思います。
あ、そうそう、堂本さん、批判ばかりしてしまいましたが、芳雄さんとのハーモニー、美しかったです。だから、声は良いんでしょうね。高音も低音も。
声帯の強さとかありますからね。仕方ないですよね(ってまた庇いたくなってる)。
欧米や韓国のミュージカルが招聘されたときに、何作か観たことあるのですが、あちらのキャストはオペラ歌手か?ってほど声量あって歌も上手。
国を代表するキャストが来日しているからというのもあるでしょうけれど。
日本のミュージカルは、最近はアイドルとか多いですね。アイドルが出るものは観たことないので良いとも悪いとも判断できませんが、驚くほどの歌唱力があるとは思えない。
外国のミュージカル俳優は、桁違いに上手いんですよね。
日本ミュージカルには日本なりの在り方があるだろうから、外国と比べてもどうなのってとこもありますが、やっぱり
感動するほど上手な歌を聴きたい!!
もう、純粋な願いです。
ほんと、いろんな方の歌が残念とか文句言ってますけど、だって
上手な歌が聴きたいんだもん!
決して安くないチケット代を払って、プロの舞台を観に行くんだもの!
ということで、これ以上語ると長くなるので・・・
日本ミュージカル界のますますのご発展を祈念して。
今夜はここまでとさせていただきます。
ありがとうございました。