花娘、続々退団😢 娘役人事について思うこと。

こんばんは、あさがおです。

 

少し体調を崩してしまい、お休みしていました。

いや、体調の方はそれほど悪かったわけではないのですが、それに連鎖して「何もしたくない病」が再発し(よく発症する)、ネットをお休みしていたのです。

 

ですが、本日の花組集合日にて、多くの退団者発表があり、娘役人事について最近思っていたことについて、書きたくなりました。

 

 

 

 

 

まずは、本日退団発表された方々。

みなさん、花組を支え、盛り上げてくださっていた方ばかり。

本当に寂しいです。

 

 

特にしろきみちゃん(城妃美伶)。

うーん、彼女は星組時代から新人公演や別箱のヒロインを何回も務めてきて、新人公演を卒業後は余裕も見られるようになって、これからますます彼女にしか出せない味を出せるようになってくるだろうと思っていたのですが・・・

ご本人が決断されたことなので、ファンとしては受け入れる以外のことはもうできないのですが、残念でなりません。

 

映像でしたが、「かもめ」でしろきみちゃんのセリフの言い方、間の取り方、表情、全てがカルチャーショックというか、宝塚の娘役さん(しかもこんなに若いのに)でこんなに素晴らしいお芝居をされる方がいるのかと驚きとともに嬉しさを感じたことは忘れられません。

天性のセンスだろうなと思いました。

その後も、花組公演を観に行くときは彼女に注目していましたが、毎公演、贔屓目とか、無理やりではなく、「お芝居上手いな」と思いました。

よく、「役の人物として舞台上で息をしている」という評価を目にすることありますけど、しろきみちゃんに関しては素直にそういう感想が湧いてきましたね。

 

 

彼女自身が望んでいたかどうかはともかく、私としては、トップ娘役になってほしかった!

しろきみちゃんが、「興味ないですw」と言おうと、私は!トップ娘役になってほしかったんだ!!!

 

 

ただ、「花より男子」の牧野つくし役。

この役が彼女に振られたのは、実はすごいことだったかなと思います。

この作品、劇団もかなり力を入れていましたね。

制作発表もあったし。

配役が決まった時に、既にしろきみちゃんが辞めることが決まっていたかどうか、わかりません。

ですが、正直、配役発表を見たとき、少なからず驚きました。

2番手の別箱公演のヒロイン、他の組ならかなり若手の娘役さんが務めてます。

花より男子も、少し乱暴な言い方をすれば、道明寺役のカレーちゃんが、F4役の男役達がキラキラしていれば良いんだから、劇団が推したい若い娘役が抜擢されるのかしらねと思っていたのです。

なので、中堅どころのしろきみちゃんがつくし役と発表されたことに驚きました。

そして、「お?これは、F4ではなく、つくしが(ちゃんと)主人公の話なのか?」と感じました。予想よりもつくしの比重が重い作品になりそうだなと。もっといえば、つくしが主役の作品になるのかなと思ったんです。

今思うと、「城妃美伶がやる」というだけで、作品の中でのその役の重要度が上がる(と感じさせる)んですね。

たしかに、次の娘役トップは華優希ちゃんに決まっていますし、今更カレーちゃんと下級生娘役の相性を見る必要はなかったということかもしれませんが、それなりに力を入れている作品の主役級とも思われる役。

そんな大役を任されるしろきみちゃんは、劇団にとっても大きな存在だったに違いない。

だから、今回の退団は、しろきみちゃん自身が「今だ」と思って決断されたことだと思う。

仮に、劇団からそういった打診があったのだとしても、劇団としても苦渋の決断だったはず。

しろきみちゃんに、これ以上宝塚で彼女の実力に見合った場所を提供してあげられないから、外の世界に行くように勧めたのかもしれない。

 

 

 

しろきみちゃんに限らず、ある程度の学年でヒロイン経験がある娘役さんについては、劇団に良いように使われたとおっしゃる方もいますが、そんな風に考えると、娘役さん達が可哀想になるので、できればそんな考え方はしたくないのです。

最後まで大事にされていたと思いたいです。

 

 

 

 

 

 

 

ただ、今日の花組の発表の前から考えていたことがありました。

今したお話とは矛盾するかもしれませんが・・・。

娘役の人事ってたしかに理不尽に見えることが多いですね。

 

男役は、たまに不思議な抜擢はあるものの、大体が私たち客が舞台を見ていて「あの子良いな」と思っていたら良い役が付いてくるという順序かと思います(スカイステージの何かのコーナーに出ているのを見て・・・ということもあるので、ある程度劇団のふるいにかけられた後の男役さんという場合もありますが)。

 

でも、娘役って、こちら(客)が見つける前に、劇団から「この子ね!」と提示される(時には押し付けられる)ことも多い。

そして、一旦提示した娘役を永遠に推し続けるというか・・・。

なので、後から「え、あの子の方が可愛くて目を引くのに・・・」とか「あの子の方が歌(ダンス)がうまいのに・・・」とモヤモヤすることもしばしば。

 

そして、ここが少し複雑だなと思うのですが、抜擢をされた子(娘役に限らずですが)が、全く結果を出せないということは(あまり)ない。

むしろ、場を与えられた分、努力をするのでそれなりの結果を出します(下級生のお話なので、「それなり」とします。そして例外はあります。)

そうすると、こちらも無下に「不当な抜擢だ」とも言いにくい(例外はあります)。

そして、結局、「あの子が抜擢されたのは、一応実力があったからじゃないか?」と落ち着きます。

そうなると、最初は「なんでこの子がいきなり抜擢されたんだろう。(そしてなぜこの子ばかり良い役をするのだろう。)」と思っていても、「きっと成績がいいんだう。」と一応納得してきます。

ずっと目立つポジションにいると、ファンも付いてきます。

 

でも。その抜擢された子の同期や近い学年に、結構歌える(踊れる)にもかかわらず、前に出る場面をなかなか与えられない子というのもたまにいます。

あの子にも抜擢された子と同程度の活躍の場面をあげれば、遜色ないだろうにと思う場合。

 

私は、きっと、どの子も、場所さえ与えられれば結果を出す素養はあると思います。

ヒロイン役を与えられればヒロインの器になる、ヒロインの友達役を与えられれば友達の器になる。芸達者な子ほど、脇役をうまく演じられるようになるでしょう。

結局、場所を与えられるかどうかの差に過ぎないのではないか。

今あの場所にいる子は、別の子の可能性もあったのではないか。

 

では、その差はなぜ生まれるのだろう。

理由は分かりません。

お金かもしれないし、芸能人の親族だからかもしれない。

プロから見て、舞台上でより輝けるから、いわゆるオーラなのかもしれない。

どんな理由でも、私たちが口を出せることではありません。

 

ただ、私たちファンが悲しくなるのは、与えられる機会に偏りがあること。

もっといろんな子に光を当ててほしい。

 

劇団が良いと思った子や高い寄付金を払っている子にまず良い役を与えるのは良いです。

その子も頑張ってるし、良いタカラジェンヌになってねと思う。

でも、次は別の子にしてくれないかな?

完全に均等になんて無理かもしれないけど、まだ芽のうちに与える機会に差をつけないでほしい。

なんなら入団前から「この子だけに肥料と水と太陽の光を与えます!」と決めているかのような人事はやめてほしい。

 

可能性のある方々が、早いうちから「自分は脇役」みたいな態度になるのは悲しいです。

 

みんなが主役やその相手役をやりたいわけではないでしょ、という意見もありますけど、そうかなぁ。

宝塚に憧れて、舞台の上で歌ったり踊ったり芝居したいと思って努力をしてきた子達ですよ。

少しでも前で踊りたいだろうし、たくさん歌いたいだろうし、重要な役を演じたいと思うはず。

 

少なくとも、新人公演の学年のうちは、実力以外の理由で機会に大きな差をつけるのはやめてほしい。

 

 

 

・・・と思います。

花組さんの件とはズレてしまいましたが、最近、モヤモヤしていたことでした。

 

 

 

 

なんだか悲しい気分で一日が終わった今日でした。

明日は良い日になればいいな・・・。

 

ではでは🍀