星組公演、Another Worldについて。

 こんばんは、カノンです。

 

 星組公演、Another World、東京でも始まりましたね。

 

 予想以上に面白かった。いや、心配していたほど酷くなかったと言うべきか。

 どちらにしても、非常に楽しめた演目で、客席からは自然と笑いが起こっている感じでした。よかった😌

 

 落語ベースということで、ストーリーはとてもしっかりしていました。

 ただ、やはり紅ゆずる氏は紅ゆずる氏だった。

 

 

 彼女は、トークなどを聞いていると、本当に性格が良くて、周囲やファンに対する思いやりに溢れていて、組子に慕われ組の雰囲気もすごく良さそうだ、ということはわかるんです。

 それに、下級生の頃から人気もあって、私も、早くトップにならないかなと途中までは思っていました。

 

 どこからあんな風になったのだろう。

 柚希礼音時代が長く、その後北翔さんが落下傘したことで、自分をアピールしなければという気持ちが強くなってしまったのでしょうか。

 

 とにかくアドリブのセンスがない。

 

 歌もダンスも演技も、実力があるとは言えないけれども、そのクセ特に面白くないアドリブを得意げに入れるので、見ているこちらとしては非常に辛いものがあります。

 

 そんなに頑張らなくてもいい。

 

 ありのままのあなたが、台本に書かれたセリフをいうだけで素敵なんだよ。

 

 それだけの魅力がある。

 

 というか、もうちょっと、もともとあるセリフなり歌なりダンスなりを掘り下げて、研究してほしい・・・。もっと良くなるはず。

 見るたびにそう思います。

 

 今回の公演も、初見時は面白くても、だんだんアドリブが鼻についてきますね。

 なぜ、マスコミなどは彼女のことを「芝居心がある」と評するのでしょうか。

 そう言うしかない、ということでしょうか。

 

 話が逸れますが、宝塚歌劇は、歌劇団と言いつつ、明らかに音痴な方がソロで歌うことがあります。でも、どの劇評も、歌が酷いとは言わない。

 もっと、ちゃんと評価しないと、宝塚が軽く見られちゃう。

 芝居ができても歌えないなら歌わせないほうがいい。

 歌えてもダンスができないなら踊らせないでいい。

 何もできないけど美しいだけの人は、残念ですが舞台人としては役をもらえなくても仕方がない。

 そこまで厳しくしては、スターは生まれないのでしょうか。

 

 今、すごく良いなと思うのは、雪組です。

 望海風斗さんと真彩希帆さんが非常に歌唱力のあるコンビなせいか、組子が歌の重要性を実感してきている。

 内側から自発的に良くなってきている。

 そして、雪組人気を見ていると、やはり、素晴らしい歌は人を感動させ惹きつけるのだ、寛大に見える宝塚ファンも、本音では「歌劇」を求めているのだと実感します。

 月組の愛希れいかさん、花組の仙名彩世さんが、トップ娘役就任時は批判の声も聞こえたものの、どんどんファンに認められ人気が出てきたことを考えても、やはり、宝塚ファンも「良いものを見たい」と求めているのだと思います。

 

 

 紅ゆずる氏にも、もっと良くなるチャンスを与えてほしい。

 そのアドリブ、面白くないよ。その発声、セリフの言い方は男役ではないよ。

 指導して、改善させてあげてほしいです。

 

 今回の公演で救いなのは、2番手以下の方はちゃんと間の取り方やセリフの言い方で笑いを生み出せていること。

 というか、星組は、組子みんながトップを守ってあげている感がありますね。

 まあ、良い組だとは思いますが、星組公演に誘っても、断られることが多いのが現状です。

 紅ゆずるさん、あまり頑張らず(というか頑張るところを変えて)、あなたの本当の魅力をもっと私たちに見せてください。

 

 公演についてというより、紅さんの話になってしまいましたが、今夜はこの辺で。

 ではまた。